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【助産師が伝える】新生児の沐浴|いつから・必要なもの・手順とコツ

目次

沐浴は「退院した日」からスタートでOK

「赤ちゃんのお風呂、いつから入れていいの?」── 出産前から不安に思っているママも多いと思います。

結論からお伝えします。

沐浴は、退院した日からスタートして大丈夫です。

産院や助産師から指導があると思いますが、特別なタイミングを待つ必要はありません。新生児期は感染症予防の意味でも、毎日の沐浴がおすすめです。

最初は緊張しますが、慣れてくると赤ちゃんとの大切なコミュニケーション時間になります。焦らず、ゆっくり始めましょう。

沐浴 → 大人と同じお風呂への切り替え

「沐浴」と「大人と同じお風呂」の切り替えタイミングも、よく聞かれる質問です。

  • へその緒が乾いて取れるまでは、ベビーバスでの沐浴がおすすめ
  • へその緒が取れて、じゅくじゅくしていなければ、大人と同じお風呂デビューOK
  • 通常、生後1〜2週間でへその緒は自然に取れます

無理に切り替える必要はないので、ママとパパが「これなら大丈夫」と思えたタイミングで進めてください。

必要なアイテム ── 最低限これだけでOK

「あれもこれも揃えないと」と思いがちですが、最低限これがあれば大丈夫です。

  • ベビーバス
  • ベビーソープ(無添加・低刺激のもの)
  • ガーゼ(数枚あると便利)
  • バスタオル(吸水性のいいもの)
  • 保湿剤(沐浴後にすぐ塗れるように)
  • 湯温計(最初はあると安心)

全部を完璧に揃えなくて大丈夫です。ガーゼやバスタオルは家にあるもので代用してもいいし、保湿剤は赤ちゃん用のものを1つ持っておけば十分です。

沐浴の手順とコツ

実際の沐浴の流れと、知っておくとラクなコツをまとめます。

お湯の温度

38〜40℃くらいが目安です。

大人にとっては「ぬるい」と感じる温度ですが、赤ちゃんの肌にはちょうど良い温度。最初は湯温計を使うと安心です。

自宅でお湯の温度設定ができるのでれば湯温系は不要です。
赤ちゃんを入れる前に自分の手で熱すぎないか確認は毎回行なってください

洗う順番

赤ちゃんを清潔に保ちながらスムーズに進めるには、順番が大事です。
教科書的には細かな順番はありますが、最初は顔で最後はお尻 これだけ守れて入れば十分と私はお伝えしています

  1. (一番きれいに保ちたい部分から)
  2. (首→胸→お腹→手→足→背中→お尻)

ガーゼをお湯に浸して、優しく拭いていきましょう。

支え方と時間の目安

赤ちゃんはお湯の中で滑りやすいので、しっかり支えてあげてください。利き手で体を洗いながら、もう片方の腕で頭と肩を支えるのが基本の姿勢です。

沐浴時間は5〜10分程度でOK。長くお湯に入れる必要はありません。逆に長風呂は負担になります。
湯冷めしないうちに、サッと終わらせるのがコツです。

NG・気をつけたいこと

沐浴で特に気をつけたいポイントをまとめます。

  • ❌ お湯が熱すぎる(42℃以上は熱すぎ)
  • ❌ 首や頭の支えが甘くなる
  • ❌ 長湯(10分を大幅に超えるとふやけ・湯冷めの原因)
  • ❌ 「毎日完璧にやらなきゃ」と気負いすぎる

産後すぐのママは、想像以上に疲れています。「ちゃんとやらなきゃ!」より、「安全にできたら100点」で大丈夫です。

疲れている日は、お湯に入れずに、ガーゼで体を拭くだけ(清拭)でも問題ありません。完璧を目指さず、自分とパートナーのコンディションに合わせてください。

パパや祖父母にお願いするとき

沐浴は、ぜひパートナーや家族にも分担してもらいたい作業です。

最初は一緒にやってみる

「沐浴は私の役割」と一人で抱え込まず、最初は一緒にやってみてください。ママが声かけしながら、パパが赤ちゃんを支える ── そんな流れで覚えてもらえば、次回からは一人で任せられます。

「ありがとう」を忘れずに

パパが沐浴してくれた後は、「ありがとう!助かった!」を必ず伝えてあげてください。パパも最初は不安ですが、感謝の言葉で自信につながります。「うまくいかなかった」と思う日でも、まずは感謝の気持ちを伝える ── これが続けてもらうコツです。

新生児の沐浴 ── よくある質問

Q. 沐浴中に赤ちゃんが泣いてしまう…どうしたら?

新生児が泣くのは普通のこと。お湯の温度・室温・空腹・眠気など、原因はいろいろです。あわてず、優しく声をかけながら続けて大丈夫。長くお湯につけず、サッと終わらせて出してあげましょう。慣れてくると泣かなくなる赤ちゃんも多いです。

沐浴中に泣いている赤ちゃんを落ち着かせるコツとしては

1 身体にガーゼをかけて手にも握らせてあげる
2 足底をベビーバスの側面につけてあげる

これを意識すると落ち着いてくれる子が結構多いです!

Q. へその緒のケアは沐浴中?沐浴後?

沐浴中はへその緒もそのままお湯にぬらしてOKです。気をつけるのは沐浴後。やわらかいガーゼで水分を優しく拭き取り、清潔に乾かしてあげてください。じゅくじゅくしたり出血したりしたら、産院や小児科に相談を。

Q. シャンプーの泡が目に入ったらどうする?

低刺激のベビーソープなら、少し入っても大事には至らないことが多いです。すぐにガーゼやお湯で優しく拭き取って、目をこすらないようにしてあげてください。涙でも自然に流れていきます。

Q. お風呂デビュー後、一緒に入る時の注意点は?

大人と一緒のお風呂に切り替えても、お湯の温度は引き続き38〜40℃に。大人にとっては「ぬるめ」ですが、赤ちゃんに合わせてあげてください。赤ちゃんは長湯NGなので、5〜10分で先に出してあげるとベスト。

Q. ベビーソープはどう選ぶ?

無添加・無香料・低刺激を基準に選べばOKです。泡で出てくるポンプタイプは、片手で使えてラクなのでおすすめ。最初に買ったソープが合わなければ、肌の様子を見ながら変えていけば大丈夫です。

Q. 沐浴後の保湿はどのくらい?

沐浴の直後(5分以内)に、全身に保湿剤を塗ってあげるのが理想です。赤ちゃんの肌は乾燥しやすいので、惜しまずたっぷり塗ってあげてください。乾燥が気になる場合は、朝と夕の2回保湿してもOKです。

ママへ ── 毎日完璧じゃなくて大丈夫

最後に、産後ママへ。

産後は想像以上に、体も心も疲れます。

沐浴も、おむつ替えも、授乳も、毎日完璧にこなそうとしなくて大丈夫。

赤ちゃんのお世話をしながら、まずはママ自身の体も大切にしてください。「赤ちゃんが寝たら自分も休む」「家事は最低限にする」「人に頼ることを罪悪感に感じない」── そんな選択肢をたくさん持ってください。

ママが元気でいることが、赤ちゃんにとっても一番幸せなことです。

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この記事を書いた人

大学病院で働く現役助産師🐼 妊活・妊娠・産後のお母さんに、病院では話せないリアルをやさしく届けます。もう少し踏み込んだ本音はnoteで → https://note.com/josansinohonne

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